2015年から始まったマイナンバーカードですが、先日このような封筒が届きました。
これは電子証明書の更新通知なのですが、そもそもマイナンバーカードについて何が更新対象なのかも知らなかったので、まとめてみました。
1. マイナンバーカードとは?
マイナンバーカードとは、マイナンバー制度によって発行された個人番号、住所、顔写真が記載されたカードです。
マイナンバー自体は日本に住民票を持つ人全員に発行されていますが、カードの所持は任意です。
参考:マイナンバー制度について : マイナンバー(社会保障・税番号制度) - 内閣府
マイナンバーカードは公的な身分証として使えます。
引用元:マイナンバーカードの身分証明書としての取扱い : マイナンバー(社会保障・税番号制度) - 内閣府
その他、どのような活用方法があるかは、下記のサイトに紹介されています。
マイナンバーカード6つのメリット – マイナンバーカード総合サイト
ちなみに、2019年9月時点で普及率は14.0%です。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000649113.pdf
2. マイナンバーカードの有効期限
今回初めて知ったのですが、マイナンバーカードには2種類の有効期限があります。
(1) マイナンバーカード自体の期限
・20歳未満の場合は、発行から5回目の誕生日
・20歳以上の場合は、発行から10回目の誕生日
※マイナンバーカードが発行された時点で20歳以上の場合は、発行から10回目の誕生日までの 有効期限となります。
(2) マイナンバーカードの電子証明書の期限
・年齢に関わらず、発行から5回目の誕生日
マイナンバーカード に内蔵されているICチップのデータを更新するだけなので、今持っているカードをそのまま使い続けることができます。
電子証明書ですが、実は2種類あります。
(2-1) 署名用の電子証明書
・インターネット等で電子文書を作成・送信する際に利用します。
電子申請(e-Tax等)
民間オンライン取引(オンラインバンキング等)の登録など
・「作成・送信した電子文書が、あなたが作成した真正なものであり、あなたが送信したものであること」を証明することができます。
引用元:マイナンバーカードについて – マイナンバーカード総合サイト
(2-2) 利用者証明用の電子証明書
・インターネットサイトやキオスク端末等にログイン等をする際に利用します。
行政のサイト(マイナポータル等)へのログイン
民間のサイト(オンラインバンキング等)へのログイン
・コンビニ交付サービス利用 など
「ログイン等した者が、あなたであること」を証明することができます。
引用元:マイナンバーカードについて – マイナンバーカード総合サイト
例えば、マイナンバーカードを使ってコンビニコピー機で住民票や戸籍謄本を取りたい場合、利用者証明用の電子証明書を使うことになります。
なお、申請するときに証明書をもつ、もたない、どちらか一方をもつかを決められます。
引用元:https://www.kojinbango-card.go.jp/hpsv/wpmng/documents/tegaki-kofu-shinseisho.pdf
このように、申請書類に選択欄があり、2つとも黒く塗りつぶすと2つの証明書が搭載されます。
ちなみに、このpdfは、https://www.kojinbango-card.go.jp/kofushinse/から取得できます。
3. マイナンバーカードの電子証明書更新手順
封筒に入っていた電子署名の有効期限通知書と、マイナンバーカードを持って、最寄りの区役所に行きます。係の人に電子証明書更新希望を伝えると、申し込み用紙を案内してくれるので、必要事項を記入し、受付に提出します。
呼ばれたら窓口でマイナンバーカードを預け、専用端末で現在の暗証番号を入力します。その後数分待つと、証明書が更新されたマイナンバーカードが返却されて、手続き完了です。
私のときは少し窓口が混んでいましたが、だいたい30分程度でした。更新手数料はかかりませんでした。
ちなみに、暗証番号を忘れてしまっていても、その場で番号を再設定してから更新できました。
4. マイナンバーカードの更新手順
マイナンバーカード総合サイトには詳しく書いてありませんでしたが、今回届いた封筒に同封されたパンフレットに、このような用紙が入っていました。参考までに掲載します。
5. おわりに
カードの交付を受けたときに教えてもらっていたはずなのですが、忘れていることが多かったので、改めて整理してみました。